12月29日で今年の診療も最後となりました。

安富診療所の黒田です。

今年は新型コロナウイルスの感染拡大に影響を受けた年でした。

8月には発熱外来の稼働がピークとなり、通常診療にも影響が出ました。

職員への負担も大きく、毎日心身ともにギリギリの状態で仕事をしてきました。

しかし、職員の頑張りによって、なんとか最後まで変わらず診療することができました。

最終日はみんな元気に迎えることができ、本当に良かったです。

整形外科に関しては、新規の患者さんがさらに増えてきました。

最近ではホームページを見てくださり、遠方からも受診されるようになりました。

ハイドロリリースは、姫路では行なっているところがまだ少ないため、ネットの検索で当院が見つかるようです。

当院では超音波装置を使用してハイドロリリースを行っており、今後も痛みから解放されるよう治療していきます。

安富町や山崎町など近隣の方も変わらず受診していただいております。

患者さんの増加に伴い、待ち時間が長くなってしまうことも多くご迷惑をおかけしました。

Web問診の導入によって診察までの時間を短縮するようにしていますが、まだまだ改善の余地はあると考えています。

また、人工関節の手術を希望される方も増え、11月は５人の方に手術を行いました。

手術のお手伝いをすることも多くなり、5月からは執刀や助手で神野病院へ毎週行くようになっています。

外来での保存的治療だけでは痛みがとれない方に対しては、手術が非常に有効になります。

70代、80代のご高齢の方でも手術を受けると痛みから解放され、元気になっていきます。

特に人工股関節手術は筋肉を切らない手術法で行うことで、体への負担が少なく、手術後の痛みを軽減することができています。

そのため、ほとんどの方が手術後２週間で退院されています。

引き続き一人でも多くの方の痛みを改善させられるように、保存的治療も手術も努力してまいります。

来年もより良い医療が届けられるように精進していきますので、安富診療所をよろしくお願いいたします。